子供の頃にみんな読んだシンデレラや眠れる森の美女の作者シャルル・ペローによる童話「Peau d'Ane(ロバの皮)」。
私がこの物語を知ったのは大人になってからなのですが、フランスでは若かりし頃のカトリーヌ・ドヌーヴ主演で映画(ロバと王女)にもなっていてとても知られている作品です。 宝石を生み出すロバがいる国の王様が事情があって美しい実の娘に求婚することに。娘はそれから逃れるためにロバの皮をかぶり身を隠すのですが。。といったストーリ展開。 宝石を生むロバがいるなんて童話ならではのストーリーですが、ペローの他の作品では、魔女に魔法をかけられて少女が言葉を発するたびに口から宝石や花がでてきたり、悪い子には逆に口から蛇や蛙がでてくるなんてお話も。どっちも困りますよね。。 と、前置きが長くなりましたが、この「ロバの皮」の物語に独自のストーリーを展開させているのが、「dans la peau d'Ane(わたしのロバと王女)」という絵本。 フランス人アーティストの作品で、絵がとても優しく色使いがきれいで楽しい大人のための絵本です。ストーリーは後半になるにつれてノアの箱舟のエッセンスが入りイマジネーションの豊かさを感じます。 子供のころってディズニーの映画や絵本でいろいろな童話に慣れ親しんできましたが、実際原作を読むと内容が少し違ったり残酷だったり。改めて童話の原作を読んでみたいなあと思うスタッフNなのでした。
by ornedefeuilles
| 2010-01-26 15:36
| スタッフ雑感
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